今回は、瀬尾 まいこ さんの『そして、バトンは渡された』という小説を紹介します!
家族の形が一つではないと気づかされる瞬間があるでしょうか?
本屋大賞を受賞した瀬尾まいこ著『そして、バトンは渡された』は、血の繋がりだけではない「家族」という繋がりを優しい語り口で描きます。
本作に描かれる多様な家族の姿は、読者の心に温もりを与え、感動的な読後感を残します。
本記事では、この物語の見どころに焦点を当て、その深い魅力を掘り下げていきます。

家族の形に優しさを添えて
『そして、バトンは渡された』
著者 :瀬尾 まいこ
定価 :847円(税込)
発売日 :2020.09.02
ページ数:432ページ
あらすじ
幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。
その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない〝父〟と暮らす。
血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。
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見どころ
信頼の象徴としての「親」
森宮壮介は、物語の中で大きな存在感を放つ父親です。
エリートでありながらどこか抜けているユニークな性格ですが、親としての姿勢は一貫して真摯です。
どんなに料理が不格好でも、時折見せる不器用さがあったとしても、彼の安定感は読者に安心感を与えます。
特に、優子の結婚後も「帰れる場所」であり続けようとする姿勢や、過去の親たちを迎え入れるために大きな決断を下す場面は、彼の親としての尊さを象徴的に描いています。
明るさを保つ語り口
『そして、バトンは渡された』のもう一つの特徴は、主人公・優子の淡々とした視点による語り口です。
家族の形態が何度も変わり、壮絶ともいえる彼女の経験ですが、物語は決して重苦しいものとして描かれません。
その冷静でさっぱりとした語りは、読者に心のゆとりを与え、読み進める上でのスムーズさを提供しています。
この語り口が作品全体のトーンを整える要因となり、より多くの読者に親しまれる要素となっています。
家族の形を問い直すメッセージ
血の繋がりや社会的な枠組みだけで家族を定義することは難しい、と本作は教えてくれます。
優子に愛情を注いできた義理の親たちの姿勢からは、「家族とは何か」「親としての役割とは何か」を深く考えさせられます。
特に優子がそれぞれの親たちとの関係性の中で見せる成長や、森宮さんとのやり取りを通じて築かれる絆は、家族というテーマに新たな視点を提供してくれます。
読者の口コミ
【この作品が合う人の口コミ】
・楽しい気持ちにさせてくれた心暖まる作品
・登場人物の人間らしさ魅力に引き込まれていく
・子供の結婚式に参加する時に読み返したい
・少しだけやさしい目を向けることができた
【この作品が合わなかった人の口コミ】
・人生、子育て、こんな簡単じゃないと思った
・現実にはあり得ないのが共感しづらい
・子供向け絵本みたい
・テーマに期待しすぎた
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『そして、バトンは渡された』
著/瀬尾 まいこ





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