今回は、白川尚史さんの『ファラオの密室』という小説を紹介します!
古代エジプトの悠久の世界を舞台に、死者が蘇り、自らの死の謎を解く――
そんな斬新な設定が話題を呼んでいる『ファラオの密室』。
第22回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作として注目されるこの作品は、ファンタジーとミステリーが絶妙に融合した傑作です。
ピラミッド密室の謎解き、エジプトの神話や文化を背景に展開する壮大なドラマ、そして感動のラスト。
読者をエジプトの歴史とミステリーの世界に引き込むこの一冊の魅力を、徹底解剖します。

古代エジプト×ミステリー
『ファラオの密室』
著者 :白川尚史
ページ数:352ページ
あらすじ
紀元前1300年代後半、古代エジプト。
死んでミイラにされた神官のセティは、心臓に欠けがあるため冥界の審判を受けることができない。
欠けた心臓を取り戻すために地上に舞い戻ったが、期限は3日。
セティは、自分が死んだ事件を捜査しながら、密室状態のピラミッドから消失した先王のミイラの真相を追う!
(Amazonより)
見どころ
古代エジプトの世界観
物語の舞台である古代エジプトは、死後の世界への信仰や神官制度が非常に重んじられた文化。
その背景が作品全体を包み込み、登場人物たちの行動や思考、さらに事件のトリックにまで大きな影響を与えています。
例えば、ミイラ職人や神官たちの日常、ピラミッド建築の詳細な仕組みなど、通常では見過ごされがちな歴史的な細部も丁寧に描かれています。
これにより、読者はあたかもエジプトの現場に居合わせているかのような没入感を味わうことができます。
前例のない主人公
主人公セティは一度死亡し、ミイラとして葬られた後、ある理由から3日間だけ現世に戻るという特異な立場にあります。
その設定自体が非常に斬新で、セティの視点を通して展開される物語は、現実とファンタジーが絶妙に交差します。
また、彼が自らの死の真相を探るという形で物語のミステリー要素が進展し、読者を引き込んでいきます。
密室トリック
この作品の中心的な謎は、ファラオのミイラが密室状態のピラミッドから消失するという事件です。
物語は、この密室トリックの解明を軸に進みますが、トリック自体がエジプト神話や当時の技術に根差している点がユニークです。
単なる思いつきではなく、歴史的なリアリティと伝説的な要素を融合させたトリックは、古代エジプトという舞台ならでは。
密室トリックの発想力とその解決に伴う驚きは、ミステリー好きにも大満足の仕上がりです。
キャラクターたちの魅力と成長
セティ以外にも、ミイラ職人であり親友のタレクや、奴隷の少女カリといった登場人物たちが物語を彩ります。
特に、カリが困難な状況を乗り越えながらも希望を持ち続ける姿や、セティとの絆は読者の心に深く響きます。
彼らの物語に伴う成長や変化も、作品に厚みを加えています。
エジプト神話の融合
この作品では、エジプト神話の要素が巧みにストーリーに取り入れられています。
復活したセティが「神の意志」に導かれる様子や、死後の審判の描写など、神話的な世界観が物語のスケール感をさらに拡張します。
特に、神々の意志や死生観に基づいたキャラクターの行動は、単なる娯楽にとどまらない深みを作品に与えています。
読者を驚かせるプロット展開
最初は小規模な事件と思わせながら、物語が進むにつれてスケールが拡大し、古代エジプトの存亡を賭けた壮大な物語へと展開します。
そのダイナミックな流れと、読者を常に先へと引きつけるプロット構成の巧みさは、この作品の大きな魅力の一つです。
『ファラオの密室』は、その独創的な設定や巧妙なストーリーテリング、そしてキャラクターたちの魅力が組み合わさった秀逸な作品です。
このミステリーとファンタジーが融合した世界を、ぜひあなた自身の目で楽しんでみてください!
読者の口コミ
【この作品が合う人の口コミ】
・ワクワクしながらストーリーにのめり込んでしまう
・歴史物の背景もとても新鮮
・ミステリーとしても最高だった
・読みやすく不思議な世界
【この作品が合わなかった人の口コミ】
・トリック部分を頑張ってほしかった
・ミステリー要素なしでストーリーと描写に的を絞ったほうがよい
・このなんともスッキリしない感
・小学生とか中学生向きかなって思った
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『ファラオの密室』
著者:白川尚史



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