SNSによる誹謗中傷の怖さ『踊りつかれて』あらすじ!「宣戦布告」から始まる衝撃の展開

今回は、塩田武士さんの『踊りつかれて』という小説を紹介します!

SNSのたった一言が、人の人生を変えてしまうとしたら—あなたはその現実に耐えられますか?

『踊りつかれて』は、SNS誹謗中傷の恐怖と、その裏にある人間ドラマを描いた衝撃の物語です。

元音楽プロデューサーの「宣戦布告」によって暴かれた83人の個人情報。

その告発は単なる復讐か、それとも正義なのか?ネット社会の闇、名誉を失った芸能人の苦悩、そしてそれを裁く弁護士の葛藤。

ページをめくるたびに、あなたの心を激しく揺さぶるでしょう。

この物語を最後まで読んだとき、あなたのSNSの使い方は変わるかもしれません。

「宣戦布告」から始まる衝撃の展開
『踊りつかれて』

著者  :塩田武士
ページ数:480ページ

あらすじ

 首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。

ブログに突如書き込まれた【宣戦布告】。

 そこでは、SNSで誹謗中傷をくり返す人々の名前や年齢、住所、職場、学校……あらゆる個人情報が晒された。

 ひっそりと、音を立てずに爆発したその爆弾は時を経るごとに威力を増し、やがて83人の人生を次々と壊していった。

 言葉が異次元の暴力になるこの時代。不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷にあったお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。

ほんの少し時を遡れば、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。

 彼らを追いつめたもの、それは――。
(Amazonより)

見どころ

宣戦布告から始まる衝撃的な展開

物語は、元音楽プロデューサー・瀬尾政夫による「宣戦布告」から始まります。

彼の投稿により、誹謗中傷を繰り返した83名の個人情報が暴露される。

ネット社会における匿名性の危険性と、「目には目を」という復讐の正当性が問われる序章は圧巻です。

SNSによる言葉の暴力の実態

本作は、SNSによって人生を狂わされた2人の著名人、天童ショージ(お笑い芸人)と奥田美月(伝説の歌姫)に焦点を当てています。

悪意のあるコメントやゴシップ報道がどれほどの影響を与えるのか、彼らの過去を振り返ることでその凄まじさが明らかになっていきます。

弁護士・久代奏の視点による真相解明

瀬尾の弁護を担当する久代奏は、彼がなぜこの行動に至ったのかを探ることで、瀬尾、天童、奥田の人生のつながりを発見していきます。

物語が進むにつれ、単なる復讐劇ではなく、愛と友情の物語が浮かび上がるのも本作の魅力です。

伏線回収の美しさ

特にタオルを瀬尾に返すシーンや、ラストの「彼らだけの曲」を奏でる場面は、読者の心を打つ伏線回収の妙が光ります。

物語の最後に至るまで、過去に散りばめられたエピソードが見事につながり、読後に深い余韻を残します。

芸能界のリアルな描写

作中では、80〜90年代の音楽業界の内幕や週刊誌報道の裏側が緻密に描かれています。

リアルな業界事情が織り込まれていることで、ただのフィクションではなく、実社会にも通じるメッセージが強く伝わってきます。

この作品は、SNS時代における倫理観や責任について考えさせるだけでなく、深い人間ドラマとしても楽しめる一冊です。

読むことで、日常の情報発信に対する意識が変わるかもしれません。

読者の口コミ

【この作品が合う人の口コミ】

・SNSの匿名性が生む加害性を考えさせられた。ネット時代にこそ読むべき本だと思う。

・SNS社会の闇を鋭く描いた傑作。誹謗中傷の怖さがリアルに伝わってきて、一気読みした。

・伏線の回収が見事で、最後のシーンに感動。人間ドラマとしても深みがあり、心に残る作品。

・実際に起きてもおかしくないストーリー。現代社会に警鐘を鳴らす重要なテーマを扱っている。

【この作品が合わなかった人の口コミ】

・テーマは興味深いが、登場人物の関係が複雑で分かりづらかった。もっとシンプルなら楽しめたかも。

・期待していたSNS問題の掘り下げより、芸能界の裏話が多く、思っていた内容と違った。

・文章が重く、細かい描写が多いため読み疲れた。もっとスッキリした構成ならよかった。

・復讐劇としてのスリルを期待したが、心理描写や背景説明が長く、テンポが合わなかった。

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