今回は、梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』という小説を紹介します!
「あなたは魔女になれると思いますか?」
もし「魔女」と聞いて、魔法を使うことや神秘的な力を思い浮かべたなら、この物語は少し意外に感じるかもしれません。
『西の魔女が死んだ』は、ある少女が祖母とともに過ごしたひと夏を描いた、心温まる物語です。
しかし、ただの成長物語ではありません。「魔女修行」という名のもとに、規則正しい生活を送り、自分の意志で決断し、自然と共に生きる――
そんな大切なことを学ぶ時間がここにあります。
この物語を読めば、あなたも「魔女」の意味が少し変わるかもしれません。
そして、ページを閉じたとき、その教えをそっと胸にしまいたくなるでしょう。
さあ、まいと祖母の美しい日々をのぞいてみませんか?

人生を豊かにする魔女修行とは?
『西の魔女が死んだ』
著者 :梨木香歩
ページ数:226ページ
あらすじ
二度と再び、まいの世界が元に戻ることはなかった。
学校に足が向かなくなった少女が、大好きな祖母から受けた魔女の手ほどき。
何事も自分で決めるのが、魔女修行の肝心かなめで……。中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。
西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。
喜びも希望も、もちろん幸せも……。
(Amazonより)
見どころ
魔女修行というユニークなテーマ
物語の中心となる「魔女修行」は、魔法を学ぶことではなく、規則正しい生活を送り、自分で決断し、自然と触れ合うことを通じて心を鍛えることを意味します。
これは、現代社会においても重要な自己成長の要素として共感を呼びます。
祖母とまいの温かい関係
祖母はまいに対して優しく、しかし毅然とした態度で接します。
まいが悩みを抱えながらも成長していく過程は、読者にとっても心温まるものです。
祖母の言葉には人生の知恵が詰まっており、読者に深い気づきを与えてくれます。
自然の美しさと生活の知恵
田舎の風景や自然の描写が美しく、読んでいるだけで心が落ち着くような感覚を味わえます。
祖母の生活の知恵も魅力的で、例えば「洗濯したシーツをラベンダーの茂みに広げる」といった習慣が紹介されており、自然と共に生きることの素晴らしさを感じられます。
死を前向きに捉える視点
祖母の死を通じて、まいは「死とは何か」を考えます。
祖母の「魂は自由になれる」という考え方は、読者にとっても死を受け入れるヒントとなるかもしれません。
ラストの「オバアチャンノタマシイ ダッシュツダイセイコウ」というメッセージは、感動的な余韻を残します。
名言の数々
この作品には心に響く名言が多くあります。例えば、
「サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。
シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。」
この言葉は「自分に合った環境で生きることの大切さ」を教えてくれます。
このように、『西の魔女が死んだ』は、成長、自然、家族の絆、そして生と死について深く考えさせられる作品です。
ぜひ読んでみてください!
読者の口コミ
【この作品が合う人の口コミ】
・心が温まる
祖母の愛情が深く、まいの成長が感動的。
読後に優しい気持ちになれる。
・自然描写が美しい
田舎の風景や生活の知恵が丁寧に描かれていて、癒される。
・人生の教訓が学べる
自分で決めることの大切さを教えてくれる。
名言が心に響く。
・死を前向きに捉えられる
祖母の死を通じて、魂の自由を考えさせられる。
【この作品が合わなかった人の口コミ】
・展開がゆっくり
物語の進行が穏やかすぎて、刺激が少なく感じた。
・ファンタジー要素が期待外れ
魔女というタイトルから魔法を期待したが、実際は生活の知恵だった。
・説教くさいと感じる
祖母の教えが押し付けがましく感じられた。
・感動できなかった
期待していたほど心に響かず、淡々とした印象だった。
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『西の魔女が死んだ』
著/梨木香歩



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