今回は、有川ひろさんの『クロエとオオエ』という小説を紹介します!
ジュエリーに興味がないあなたも、恋愛小説に少し距離を置いているあなたも。
この物語は、その“好きじゃない”の枠をあっさり越えてくるかもしれません。
『クロエとオオエ』は、ただのラブコメじゃない。
美しくて、ちょっとツンデレで、超個性的なジュエリーデザイナー・クロエと、老舗宝石店のボンボン跡取り息子・オオエが、メシ友以上恋人未満の絶妙な距離感でぶつかり合い、惹かれ合う――
そんなキラキラとトゲトゲが同居する“お仕事恋愛小説”です。
宝石に込められた意味、身につける人の想い、デザインに込める哲学。
それをテンポよく、ノリよく、そして甘酸っぱく描いたこの作品には、読みながらジュエリーショップに立ち寄ってしまうような魔力が宿っています。
読者の「欲しい」に火をつける物語――
あなたの“ときめきセンサー”が久しぶりに反応するかもしれません。

ジュエリーも恋もキラめく
『クロエとオオエ』
著者 :有川ひろ
ページ数:400ページ
あらすじ
恋と宝石。
「宝石の価値ってそんなに重要?」
思いがけない彼女の言葉がぼくを心地よく壊す。
当たり前を超えていけ「いや、ごめん要らないわ、これ」
「は!?い、要らないってお前……嵌めてみもせずに!?」
横浜で三大続いた宝石商(ジュエラー)の嫡男・大江頼任と、彫金を家業とする職人の娘・黒江彩。
最初のデートで頼任が贈ったリングを突き返してから、二人の関係は「メシ友」と「恋人」の間で謎のまま。
頼任の店のお得意様のブライダルジュエリーのオーダーを皮切りに、クロエがジュエリーデザインを引き受けるようになってから、二人の関係性が変わっていく。宝石をのぞくと見える美しい別世界。これを表現できるのは彼女だけ。
(Amazonより)
見どころ
魅力的なキャラクターたちと掛け合いのテンポ感
クロエ彩は、強い信念と独創性を持つジュエリーデザイナー。
その才能に惚れ込む頼任は、老舗宝石商の御曹司で育ちの良さと少し頼りなさが相まって、まさにクロエとは正反対の存在です。
二人の性格差が絶妙な掛け合いを生み、軽快でキレのあるセリフ回しが物語のテンポを加速させます。
頼任が贈ったジュエリーをクロエが「嵌めもせずに突き返す」名シーンからも分かるように、はっきり物を言うクロエの姿勢がストーリーのスパイスになっています。
QRコードによるジュエリーデザインの視覚化
文章だけでは伝わりづらいジュエリーの細かなデザインを、QRコードを使って実物画像にリンクするという試みがとても斬新です。
章末に掲載されたコードをスマートフォンで読み取ることで、読者は物語内に登場するジュエリーを実際に見ることができ、クロエの天才的な作品により深く魅了されます。
ジュエリーに興味がなかった読者も、デザインを見ることで印象が変わり、作品世界に引き込まれるきっかけとなっています。
女性視点でジュエリーの価値を再定義するテーマ性
クロエのデザイン思想は「送る側ではなく、着ける側の視点に立つ」という価値観に根差しています。
特に印象的なのが「指輪は自分のためのジュエリー、ネックレスは他人を楽しませるジュエリー」という言葉。
男性が宝飾業界で価値を決める構造への問いかけも含まれており、ジュエリーを女性自身の意思で選ぶという視点は、フェミニズム的な芯の強さも感じさせます。
ラブコメとしての王道×お仕事小説としての深み
ただ甘いだけじゃない、互いの才能を認め合い、仕事を通して信頼関係を築いていくストーリー展開は、大人のラブコメとして完成度が高いです。
頼任の視点で進む物語ではありますが、要所にクロエ視点が挟まることで、より奥行きのある関係性が描かれています。
恋の距離感は「メシ友以上、恋人未満」でずっと揺れ続け、読者の心をくすぐり続けます。
読後に残る余韻と現実への影響力
この作品を読んだあとに「自分に似合うジュエリーが欲しい」と感じた読者が続出しているのも納得。
実在の店舗とのコラボ、インスタへのリンク、デザインに込められたメッセージ――
すべてが物語と現実の垣根を越えています。宝石という美の象徴が、ただのアクセサリー以上の意味を持って読者の心に残ります。
読者の口コミ
【この作品が合う人の口コミ】
・QRコードでジュエリーが見られる仕組みが革新的で、文章とビジュアル両方で楽しめた
・宝石に全く興味なかったけど、読後すぐショップへ立ち寄るほど魅了された
・クロエの強さと独創性が刺さる!自分のためにジュエリーを選ぶ視点に共感
・恋愛の距離感が絶妙でキュンが止まらない。大人でも楽しめる甘さ加減
【この作品が合わなかった人の口コミ】
・頼任の成長が急すぎて、物語がご都合主義に見えた部分もあった
・宝石業界の専門用語が多くて、前半はかなり読みにくかった
・登場人物の関係性がわざとらしく感じた。もう少し自然さが欲しい
・リアルの店舗との連携が露骨に感じられて、純粋に物語に没頭できなかった
その他の人気作品
イマジン?

想像力は、あるかい?
憧れの映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助(27歳)。
聞き慣れない業界用語が飛び交う現場に戸惑う日々だが、そこは現実と物語を繋げる、魔法の世界だった。「必死で知恵絞って想像すんのが俺たちの仕事だ」
やがて良助は、仲間たちが作品に傾ける熱意に、焦がれるような思いを募らせていく——。
走るしか能のない新米、突っ走る!
行き先は、たぶん未来。
(Amazonより)
みとりねこ

猫の浩太は、一家の長男・浩美と生まれたときからずっと一緒。
もう二十歳を超えるけど、年齢を感じさせないピカピカの毛並みがご自慢。
いつも醤油にひたした肉球で、テーブルクロスにハンコをペタペタ。
さて、念入りな肉球ハンコのわけは――?きっとあなたの宝物になる。猫とあなたの7つの物語。
(Amazonより)
物語の種

第一話 SNSの猫
SNSで目にした保護猫に心を鷲づかみにされた主人公。ある日、事件が起きて……。
第二話 レンゲ赤いか黄色いか、丸は誰ぞや
祖母を亡くした妻、父を亡くした旦那。二人の会話から見えてきたのは……?
第三話 胡瓜と白菜、柚子を一添え
静岡生まれの旦那の実家にて、高知生まれの妻は何を思う?
第四話 我らを救い給いしもの
中学の社会の時間にクラスメイトが発したある意見に、主人公は痺れた。
第五話 ぷっくりおてて
小学生の夏休みに祖父の家に預けられた主人公の、ほのぼのハッピーな成長譚。
第六話 Mr.ブルー
ある家電メーカーで出世街道驀進中の研究所長には、意外な秘密があった。
第七話 百万本の赤い薔薇
ある夫婦の、40年にわたる結婚記念日の物語。
第八話 清く正しく美しく
エステサロンに勤める主人公。強欲な店長の元で働くことに悩んでいて……。
第九話 ゴールデンパイナップル
祇園祭によさこい祭。祭の復活は、やっぱり嬉しいもので。
第十話 恥ずかしくて見れない
ある家電メーカーで働く主人公は、3歳年上の先輩のことが気になっていた。
(Amazonより)
ネットで簡単、本&DVD 宅配買取のネットオフ!
家に本が溢れかえってる人、常に新しい本を買っては売る人、そもそも出品作業や、売りに行くのが面倒な人。
ネットオフなら自宅で段ボールに詰めるだけ。
後は宅配業者が自宅に集荷に来て、全てお任せ!
気になる方はチェック!
【好評発売中】

『クロエとオオエ』
著者:有川ひろ



コメント