極限状態で試される友情『2人1組になってください』あらすじ!木爾 チレン

今回は、木爾 チレンさんの『2人1組になってください』という小説を紹介します!

この作品は、卒業間近の女子校で展開される心理戦を通じて、人間関係の本質に迫るようなどす黒いような、淡く苦いような、美しいようなそんな作品です。

一度読み始めたらページをめくる手が止まらない。

それぞれが抱いていた想い。
日本人の多くは自分の想いを外に出すことを怖がる

それが悪いことのように思っている。そうさせている環境がある。
それが良くも悪くも「死」というものを通じて明らかになっていくのである…。

極限状態で試される友情
二人一組になってください

著者  :木爾 チレン
ページ数:320ページ

あらすじ

「このクラスには『いじめ』がありました。それは赦されるべきことではないし、いじめをした人間は死刑になるべきです」

とある女子高の卒業式直前、担任教師による【特別授業(ゲーム)】が始まった。

突如開始されたデスゲームに27人全員が半信半疑だったが、余った生徒は左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げる。

自分が生き残るべき存在だと疑わない一軍、虚実の友情が入り混じる二軍、教室の最下層に生息し発言権のない三軍――。

本当の友情とは?
無自覚の罪によるいじめとは何か?
生き残って卒業できるのは果たして誰か?

(Amazonより)

見どころ

【ルール】
・二人一組になってください。

・誰とも組むことができなかった者は、失格になります。その回の失格者が確定したら、次の回へと続きます。

・一度組んだ相手と、再び組むことはできません。

・残り人数が偶数になった場合、一人が待機となります。

・特定の生徒が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格になります。

・最後まで残った二人、及び一人の者が、卒業式に出席できます。

・授業時間は60分です。

極限状態で試される友情の本質

舞台は女子校の教室。
卒業式当日に突如始まるデスゲーム。
無慈悲とも言える特別なルールの中で、友情の本質を問われる。

友人同士の助け合いが鍵かと思いきや、次第に浮き彫りになるのは真の友情ではなく、自分を守るための選択。
果たして友情は極限の状況に耐えられるのか?
それとも表面だけの関係が崩れ去るのか?

心理的な揺さぶりが随所に盛り込まれた描写が、読者を物語に引き込む最大の魅力です。

キャラクターの多層的な描写

この物語ではクラスメイトたちが「一軍」「二軍」「三軍」という立場に分類されます。
この設定が社会でも存在し、その縮小版である学校の教室として描かれているのです。

実際に多くの人が経験した学校生活。
そしてカースト制度。

この階級社会が、この序列が、それぞれの視点から描かれます。
各階級のグループの背景や個々の事情がリアルに描かれており、共感を呼んでいます。

一軍の生徒が抱える優越感や焦り、二軍が見せる迷いや葛藤、三軍の生存をかけた必死さ。
この多層的な描写が、キャラクターに命を吹き込んでいる要因ではないでしょうか?

自分ならどうするだろう?」と考えさせられる描写が多いのも読み応えがあります。

ハラハラ、ドキドキの展開

ルールはシンプルですが、物語が進むたびに心理戦のように進んでいきます。

「次は誰が組むのか」「どんな裏切りがあるのか」「最後に残るのは誰か」

二人一組になるというルールはシンプルだが、【一度組んだ相手と、再び組むことはできません。】いう特殊なルールのせいで、展開は過酷になっていく。

適当に二人一組になってしまえば、終盤に手を取り合う相方を失ってしまう。
そんな冷静な判断が、このデスゲーム中に正確に行えるのか?

ルールを受け入れ、それに気付いた時にはもう遅いのか…。

ハラハラドキドキの展開に目が離せません。

デスゲームを超えたテーマ性

この作品は、単なるデスゲーム小説ではありません。

普段は見えない人間関係の隠れた部分、信頼と裏切り、真の協力とは何かを考えさせてくれる深いテーマを持っています。

終わりまで読み終えた後には、日常の中での人との関わり方について新たな視点を得られるでしょう。

読者の口コミ

【この作品が合う人の口コミ】

・彼女たちがやっていた無自覚ないじめという着眼点はとても面白い。

・読みやすいので、サクサク進む感じがいい。

・ 追い詰められた状況から本心が浮き彫りになっていくのが面白かった。

・多角的視点でいじめに気付かされる。生徒の正直な気持ちが描かれ、読み応えがある。

【この作品が合わなかった人の口コミ】

・展開が読めてしまう。

・クラス全員分の視点を描く為、少し一人一人の描写が薄い気がする。 

・デスゲームにしては意外性がなかった

・ミステリー要素がもっとあれば尚よし

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