今回は、香坂鮪さんの『どうせそろそろ死ぬんだし』という小説を紹介します!
「どうせそろそろ死ぬんだし」という挑戦的なタイトルのミステリー作品。
余命宣告を受けた人々が集う会を舞台に展開する物語は、驚きの叙述トリックと感情に揺さぶりをかけるストーリーで、多くの読者を魅了してきました。
探偵と助手、孫と祖母という異色のコンビが織り成す事件の真相は、果たしてどこへ向かうのか。
今回は、この作品の特徴と深い魅力に迫りながら、読みどころをたっぷりとお届けします。
ぜひ最後までお付き合いください!

余命宣告が鍵を握るミステリー
『どうせそろそろ死ぬんだし』
著者 :香坂 鮪
ページ数:352ページ
あらすじ
探偵業を営む七隈は、余命宣告された人々が集う交流会のゲストとして、助手の律と共に山奥の別荘に招かれた。
二人は交流会の参加者と食事をし、親交を深める。
しかし翌朝、参加者の一人が不審な死を遂げる。
自然死か殺人か。
殺人であれば、余命わずかな人間をなぜわざわざ殺したのか。
七隈たちは死因の調査を始め――。
やがて明かされる驚愕の真相とは?
(Amazonより)
見どころ
叙述トリックと語り手の不信
この作品最大の見どころは、叙述トリックによる読者を惑わす手法です。
前半では探偵・七隈が語り手を務めますが、その描写や行動に小さな違和感が散りばめられています。
この「信頼できない語り手」の手法は、一読者として物語の核心に近づく興奮を味わうための仕掛けとなっています。
そして後半、語り手が助手・律に移行することで、視点の変化が物語の新たな層を開き、意外性を強調します。
孫と祖母の関係性が生む独自の緊張感
探偵である七隈と、助手として登場する孫の律。
二人の関係性が明らかになるにつれて、その背後に隠された事情が物語の緊迫感をさらに引き立てます。
この「身内」という特殊な関係性が、事件解明に挑む中で複雑な感情や矛盾を生み出し、物語に厚みを与えています。
駅名を活用したキャラクター設定
登場人物たちの名前が福岡市営地下鉄の駅名を基に付けられているというユニークな設定も話題の一つです。
この遊び心ある命名が、地元の読者にとって親近感を抱かせると同時に、ミステリーの中で「犯人は誰か?」という推理要素を巧みに演出しています。
医学的要素とミステリーの融合
作中には医学的知識が随所で登場し、特に糖尿病の描写がストーリーの重要な要素となっています。
これらの知識が事件の鍵になるのではと期待されますが、それ以上に伏線として散りばめられた細部が物語を繊細に彩ります。
タイトル回収の衝撃
タイトル『どうせそろそろ死ぬんだし』は、物語終盤でその意味が解き明かされます。
このタイトル回収の瞬間が、読者に大きな印象を与える要素となっており、「なるほど」と腑に落ちる瞬間を味わえるのが見どころの一つです。
読者の口コミ
【この作品が合う人の口コミ】
・見事などんでん返し
・着々と人が死んでいくのに怖くなくて安心して読めた
・ラスト一行で意味が変わるところニヤリとさせられる
・仕掛けがふんだんに施されておりしっかり騙されてしまった
【この作品が合わなかった人の口コミ】
・謎というか疑問や矛盾というレベル
・誰が発言しているのかが分からなくなるのが、ちょっと読みにくい
・伏線の読み取りも難しい
・期待していたのに何もなかった…
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『どうせそろそろ死ぬんだし』
著者:香坂 鮪



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