今回は、東野圭吾さんの『白夜行』という小説を紹介します!
「その長さに圧倒されるかもしれない。けれど、一度ページをめくれば、止まらない。」
東野圭吾の代表作『白夜行』は、読者の心をつかんで離さないミステリーの傑作です。
物語は、ある殺人事件から始まり、19年という歳月をかけて展開していきます。
主人公・亮司と雪穂の心理描写はほぼなく、読者は彼らの行動と周囲の証言から真実を探り、推理を巡らせるしかありません。
この独特の構成が物語に緊張感をもたらし、気づけば深く没入してしまうのです。
彼らは何を考え、何を感じ、どんな運命を選び取ったのか
——衝撃のラストがすべてを語ります。
あなたも『白夜行』の世界に足を踏み入れ、その謎とドラマに飲み込まれてみませんか?

東野圭吾の最高傑作?
『白夜行』
著者 :東野圭吾
ページ数:864ページ
あらすじ
愛することは「罪」なのか。
それとも愛されることが「罪」なのか。
1973年、大阪の廃墟ビルで質屋を経営する男が一人殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りしてしまう。
被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んでいくことになるのだが、二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪の形跡。
しかし、何も「証拠」はない。そして十九年の歳月が流れ……。
(Amazonより)
見どころ
独特な構成と視点
本作の最大の特徴は、主人公である桐原亮司と唐沢雪穂の心理描写がほとんどないことです。
読者は二人の行動を第三者の視点から追いながら、彼らの内面を推測することになります。
この手法が物語に独特の緊張感を生み出し、読者を引き込む要因となっています。
事件の裏に潜むもう一つの真相
物語の発端となる1973年の質屋殺害事件は、実は亮司が父親を殺害したものでした。
亮司は、父親が雪穂に性的暴行を加えている場面を目撃し、衝動的に鋏で刺してしまいます。
しかし、警察は11歳の少年が犯人である可能性を考えず、事件は迷宮入りします。
亮司と雪穂の関係性
亮司は影の存在として雪穂を支え続け、雪穂は表の世界で成功を収めていきます。
二人は直接的な交流をほとんど持たず、しかし互いに深く依存し合う関係を築いています。
この「共犯関係」とも言える絆が、物語の根幹を成しています。
伏線の巧妙な配置
『白夜行』には、何気ないシーンが後に重要な伏線として回収される場面が多くあります。
例えば、雪穂が幼少期に母親を事故に見せかけて殺害した可能性や、亮司が寺崎の車に細工をして事故死させた可能性など、読者が注意深く読み進めることで真相が見えてくる仕掛けが施されています。
衝撃のラストとその解釈
物語の終盤では亮司の死が確認され、雪穂はついにひとりになります。
しかし、事件の真相や動機は明確に語られないまま幕を閉じます。
この余韻の残る結末が、多くの読者に強い印象を与えています。
社会的テーマ
『白夜行』は単なるミステリーではなく、家庭環境や社会の闇を描いた作品でもあります。
幼少期の虐待や貧困が、主人公たちの人生にどのような影響を与えたのかを考えさせられる内容となっています。
このように、『白夜行』はミステリーとしての面白さだけでなく、人間ドラマとしても深く考えさせられる作品です。
読後には、亮司と雪穂の関係性や彼らの選択について深く思いを巡らせることになるでしょう。
興味があれば、続編とも言われる『幻夜』もぜひ読んでみてください。
読者の口コミ
【この作品が合う人の口コミ】
・社会的テーマが深い
幼少期の虐待や貧困など、社会の闇を描いており、単なるミステリー以上の深みがある。
・没入感がすごい
800ページ以上の長編ながら、一気に読めてしまうほどの引き込まれるストーリー展開が魅力。
・心理描写のない構成が面白い
主人公の心理が直接描かれず、読者が推測しながら読み進めるスタイルが新鮮で楽しめる。
・伏線の回収が秀逸
何気ないシーンが後に重要な伏線として回収されるため、細かい部分まで楽しめる。
【この作品が合わなかった人の口コミ】
・抒情的な表現が少ない
事実を淡々と描くスタイルのため、感情を揺さぶるような描写が少なく、物足りなく感じる人もいる。
・長すぎて読むのが大変
800ページ以上のボリュームがあり、途中で読むのをやめたくなる人もいる。
・登場人物が多すぎて混乱する
物語に登場する人物が多く、関係性を把握するのが難しいと感じることがある。
・主人公に共感できない
亮司と雪穂の行動が冷酷すぎて、感情移入できず、読んでいて辛くなるという意見も。
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『白夜行』
著者:東野圭吾





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