今回は、小林泰三さんの『アリス殺し』という小説を紹介します!
「不思議の国のアリス」と聞いて、あなたはどんな世界を思い浮かべますか?
明るく陽気なおとぎ話の世界でしょうか?
それとも少し不気味で奇妙な迷宮でしょうか?
『アリス殺し』はそんなおなじみの世界を舞台に、夢と現実が織り交ざる壮絶な物語を展開します。
ファンタジーとミステリーが見事に融合した異色作で、驚愕のどんでん返しが待ち受けるこの物語は、あなたの固定観念を覆し、「不思議」とは何かを改めて問いかける一冊です。
未知の世界へ飛び込む準備はできていますか?

不思議の国×ミステリー
『アリス殺し』
著者 :小林泰三
ページ数:384ページ
あらすじ
大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。
ある日ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後大学に行ってみると、玉子という綽名の男が屋上から転げ落ちていた。
次に見た夢の中でグリフォンが生牡蠣で窒息死すると、現実でも牡蠣を食べた教授が急死。
そして不思議の国では、三月兎と頭のおかしい帽子屋が犯人捜しに乗り出していたが、なんとアリスが最重要容疑者に……。
(Amazonより)
見どころ
不思議な設定
不思議の国のアリスの夢を頻繁に見る主人公・栗栖川亜理。
その夢の中で起こる事件が現実世界にリンクするという斬新な設定が、この作品の大きな見どころです。
「夢の中で死んだ者は現実でも死ぬ」というルールが、不気味さを増幅させながら物語を進めます。
夢と現実、どちらが本当の世界なのかを問う展開は、読者にスリリングな読書体験を提供します。
アリスと現実世界の登場人物のリンク
アリスの世界の住人と現実世界の登場人物が、それぞれ「アバター」のようにリンクしている点が物語をさらに複雑かつ面白くしています。
例えば、「眠り鼠」や「ハンプティダンプティ」といったキャラクターは、不思議の国と地球の間で異なる姿を持ち、読者をミスリードに導きます。
最後の伏線回収に至るまで、このリンクは絶妙なトリックとなっています。
どんでん返しの連続
『アリス殺し』の最大の魅力は、物語が進むにつれ次々と明かされる真実とどんでん返しの数々です。
読者の予想を裏切る展開は、まさにミステリーとしての醍醐味。
特に衝撃のラストは、読者に強烈なインパクトを残します。
グロテスクな描写と狂気の世界
明るく陽気なおとぎ話の雰囲気と対照的に、物語の中ではグロテスクな描写が多く見られます。
処刑シーンや殺人の描写は特にえげつなく、読者の感情を揺さぶる要素となっています。
これにより、不思議の国の狂気が際立ち、物語を一層引き締めています。
会話主体の軽快な進行
物語は会話を主体に進行しており、テンポが良く読みやすいです。
初めはナンセンスなやり取りに戸惑うかもしれませんが、不思議の国の住人の個性溢れる会話が独特なリズムを生み出し、物語全体を引き立てます。
『アリス殺し』は、ミステリー好き、ファンタジー好き、さらには『不思議の国のアリス』のファンにとっても楽しめる作品です。
この独特な世界観をぜひ体験してみてください!
続編『クララ殺し』も合わせて読めば、さらに深くこの世界に浸ることができるでしょう。
読者の口コミ
【この作品が合う人の口コミ】
・新しいミステリーの形の上にホラーも楽しめた
・こんなに衝撃を受けたのは初めてかも!?
・世界観が楽しい
・童話とミステリーが上手にブレンドされていました
【この作品が合わなかった人の口コミ】
・全く内容が理解出来なかった
・会話だらけで風情が無い
・ストーリーも会話も訳が分からなかった
・好き嫌いが極端に分かれる
その他の人気作品
クララ殺し

奇妙な生き物やアリスという少女が暮らす不思議の国の夢ばかりみる大学院生の井森は、ある晩の夢の中で、不思議の国ではない緑豊かな山の中に辿り着く。
そこには“お爺さん”なる男と、クララと名乗る車椅子の美少女がいた。
翌朝井森は、大学校門の前で、夢で出会ったクララ──
現実では「露天くらら」と名乗った彼女から、まるで夢の続きのように話しかけられる。
彼女は何者かから脅迫を受けており、命の危機を感じていた。
現実では頭が切れるが、夢の中ではビルという間抜けな蜥蜴になってしまう井森。
二つの世界をまたぐ邪悪な犯罪計画から、クララとくららを守れるのか?
(Amazonより)
玩具修理者

玩具修理者はなんでも直してくれる。
どんな複雑なものでも。たとえ死んだ猫だって。
壊れたものを全部ばらばらにして、奇妙な叫び声とともにあっという間に組み立ててしまう。
ある暑すぎる日、子供のわたしは過って弟を死なせてしまった。
親に知られずにどうにかしなくては。
わたしは弟を玩具修理者のところへ持っていくが……。
これは悪夢か現実か。
(Amazonより)
人獣細工

パッチワークガール。そう。私は継ぎはぎ娘。
先天性の病気が理由で、生後まもなくからブタの臓器を全身に移植され続けてきた少女・夕霞。
専門医であった父の死をきっかけに、彼女は父との触れ合いを求め自らが受けた手術の記録を調べ始める。
しかし父の部屋に残されていたのは、ブタと人間の生命を弄ぶ非道な実験記録の数々だった……。
絶望の中で彼女が辿り着いた、あまりにおぞましい真実とは(「人獣細工」)。
(Amazonより)
ネットで簡単、本&DVD 宅配買取のネットオフ!
家に本が溢れかえってる人、常に新しい本を買っては売る人、そもそも出品作業や、売りに行くのが面倒な人。
ネットオフなら自宅で段ボールに詰めるだけ。
後は宅配業者が自宅に集荷に来て、全てお任せ!
気になる方はチェック!
【好評発売中】

『アリス殺し』
著者:小林泰三



コメント