科学×自然『藍を継ぐ海』あらすじ!感動の短編集

今回は、伊与原新さんの『藍を継ぐ海』という小説を紹介します!

科学と人間ドラマが融合した短編集、直木賞受賞作『藍を継ぐ海』。

地方の自然や文化を舞台に、人々の葛藤と成長を描きながら、科学の驚きや感動を伝える5つの物語が収められています。

絶滅したニホンオオカミとの邂逅、隕石が繋ぐ家族の物語、そしてウミガメと少女の絆…。

すべてのページから、自然の壮大さと、人間の営みの美しさが滲み出ています。

これまで知らなかった世界を冒険し、新しい視点を手に入れたいと思ったなら、ぜひ手に取ってみてください。

科学と自然が織りなす感動の短編集
『藍を継ぐ海』

著者  :
伊与 原新
ページ数:272ページ

あらすじ

数百年先に帰ってくるかもしれない。

懐かしい、この浜辺に――。

徳島の海辺の小さな町で、なんとかウミガメの卵を孵化させ、自分ひとりの力で育てようとする、祖父と二人暮らしの中学生の女の子。

年老いた父親のために隕石を拾った場所を偽ろうとする北海道の身重の女性。

山口の見島で、萩焼に絶妙な色味を出すという伝説の土を探す元カメラマンの男。

長崎の空き家で、膨大な量の謎の岩石やガラス製品を発見した若手公務員。

都会から逃れ移住した奈良の山奥で、ニホンオオカミに「出会った」ウェブデザイナーの女性――。
(Amazonより)

見どころ

科学と物語の融合

各短編には、科学的なテーマが深く織り込まれています。

例えば、ウミガメの生態や隕石の発見、萩焼の土の特性など、普段触れることの少ない科学的知識が物語の中核を成しています。

しかし、それらは単なる背景知識ではなく、登場人物の成長や感情と密接に結びついています。

科学が人間の生活や感情にどのように影響を与えるかを描く点が、この作品の大きな魅力です。

地方の自然と文化の描写

物語の舞台は、日本各地の地方都市や自然豊かな地域です。

徳島のウミガメの産卵地、山口県の見島、奈良県の東吉野村、長崎県の原爆遺物、北海道の隕石など、それぞれの土地に根付いた文化や自然が丁寧に描かれています。

これにより、読者はその土地の魅力や歴史を再発見することができます。

登場人物の内面描写

各短編の主人公たちは、それぞれが抱える葛藤や課題に向き合いながら成長していきます。

例えば、ウミガメの卵を育てる少女・沙月が、家族との絆や自然との共生を通じて自己を見つめ直します。

また、「夢化けの島」では、地質学者と陶芸家が幻の土を探す中で、互いの価値観や専門性を共有し、新たな発見をしていきます。

普遍的なテーマ

「継承」や「再生」といったテーマが全編を通じて描かれています。

過去の遺産や自然の営みを未来にどうつなげていくか、という問いかけが、読者に深い感動を与えます。

科学者ならではの視点

作者の伊与原新さんは地球惑星科学の研究者としてのバックグラウンドを持ち、その専門知識が物語にリアリティを与えています。

科学的な視点が、物語をより説得力のあるものにしています。

これらの要素が組み合わさり、『藍を継ぐ海』は単なる短編集ではなく、読者に新しい視点や感動を提供する作品となっています。

読者の口コミ

【この作品が合う人の口コミ】

・ほっこりさせてくれるだけでなく、背景にある厳しさも容赦無く伝えてくる

・奥深い造詣に裏打ちされたストーリー展開は秀逸

・短編集なので、サクサク読めます

・吸い込まれて行く読書を久しぶりに味合いました

【この作品が合わなかった人の口コミ】

・物足りなかった


・かなり文字数は少ない

・少し難解だった

・物語の掘り下げ方は正直イマイチ

その他の人気作品

月まで三キロ

「月は一年に三・八センチずつ、地球から離れていってるんですよ」。

死に場所を探してタクシーに乗った男を、運転手は山奥へと誘う。

「実はわたし、一三八億年前に生まれたんだ」。

妻を亡くした男が営む食堂で毎夜定食を頼む女性客が、小学生の娘に語った言葉の真意。

科学のきらめきが人の想いを結びつける短篇集。
(Amazonより)

八月の銀の雪

「お祈りメール」の不採用通知が届いた大学生は、焦りと不安に苛まれていた。

2歳の娘を抱えるシングルマザーは、「すみません」が口癖になった。

不動産会社の契約社員は、自分が何をしたいのか分からなくなっていた……。

辛くても、うまく喋れなくても、

否定されても邪慳にされても、

僕は、耳を澄ませていたい――地球の中心に静かに降り積もる銀色の雪に。

深海に響くザトウクジラの歌に。

見えない磁場に感応するハトの目に。

珪藻の精緻で完璧な美しさに。

高度一万メートルを吹き続ける偏西風の永遠に――。
(Amazonより)

宙わたる教室

東京・新宿にある都立高校の定時制。

そこにはさまざまな事情を抱えた生徒たちが通っていた。

負のスパイラルから抜け出せない21歳の岳人。

子ども時代に学校に通えなかったアンジェラ。

起立性調節障害で不登校になり、定時制に進学した佳純。

中学を出てすぐ東京で集団就職した70代の長嶺。

「もう一度学校に通いたい」という思いのもとに集った生徒たちは、理科教師の藤竹を顧問として科学部を結成し、学会で発表することを目標に、「火星のクレーター」を再現する実験を始める――。
(Amazonより)

ネットで簡単、本&DVD 宅配買取のネットオフ!

家に本が溢れかえってる人、常に新しい本を買っては売る人、そもそも出品作業や、売りに行くのが面倒な人。

ネットオフなら自宅で段ボールに詰めるだけ。
後は宅配業者が自宅に集荷に来て、全てお任せ!
気になる方はチェック!

【好評発売中】

『藍を継ぐ海』
著者:伊与原新

コメント

タイトルとURLをコピーしました