本屋大賞受賞作『かがみの孤城』あらすじ!読後感動必至のファンタジー!

今回は、辻村深月さんの『かがみの孤城』という小説を紹介します!

文学には心を癒し、新たな視点を与える力があります。

そして、辻村深月さんの『かがみの孤城』は、まさにそんな力を持った一冊です。

この物語は、学校生活での悩みや孤独、そしてそこからの再生をテーマに繊細かつ力強く描かれています。

2018年に本屋大賞を受賞し、多くの読者を魅了した本作。

その背景にあるキャラクターたちの深い物語と成長が、読者の心を震わせます。

この記事では、個性的な登場人物たちの魅力と、彼らが紡ぎ出す感動のストーリーについて詳しくご紹介していきます。

これを読んだ後、あなたもきっと「かがみの孤城」の世界に入り込みたくなるはずです。

読後感動必至のファンタジー!
かがみの孤城 

著者  :辻村深月
定価  :1980円(税込)
発売日 :2017.05.11
ページ数:554ページ

あらすじ

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。

そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――

なぜこの7人が、なぜこの場所に。

すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。

生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

一気読み必至の著者最高傑作。

(Amazonより)

見どころ

登場人物紹介

かがみの孤城』には個性豊かなキャラクターたちが物語に息を吹き込むファンタジー小説です。

彼らの関係性やそれぞれの背景を知ると、物語への没入感がさらに高まること間違いなし。

今回は、主要登場人物たちのプロフィールを詳しくご紹介します。。

安西こころ / 主人公

物語の主人公である中学1年生の安西こころは、おとなしく内気な性格をしています。

学校ではいじめを受けたことが原因で不登校となり、自分の殻に閉じこもる生活を送っていました。

物事をネガティブに考えがちで、自信を持てない自分に対する自己否定が強い彼女は、ストレスの影響で体調を崩しながらも周囲に理解されず苦しんでいました。

しかし、鏡の中の世界に招かれ、そこで出会った仲間たちと交流を深めるうちに、彼女は自分を見つめ直し、成長を遂げていきます。

物語終盤では仲間を救うため奮闘し、大きな勇気と決断力を発揮します。

水守理音 / リオン

リオンは中学1年生の男の子で、その明るい性格とイケメンの容姿からすぐに周囲に溶け込む人気者です。

しかし、彼には家族に関する深い悲しみがあり、6歳の時に姉を亡くした記憶が心に影を落としています。

また、母親から厄介払いとして留学させられた過去があり、日本の仲間たちと過ごす時間を特別なものと感じています。

リオンはどんな相手に対しても平等に接する優しさを持ち、城のメンバーたちをまとめる頼れる存在です。

一方で、ある重大な秘密を胸に秘めた彼の行動には多くの謎があり、その正体が物語を読み解く鍵となっています。

井上晶子 / アキ

アキは明るく快活な中学3年生で、その元気で率直な性格からメンバーの頼れるお姉さん的存在となっています。

彼女はバレーボール部での過剰な指導が原因で陰口を言われるようになり、不登校に。

さらに義父との深刻な問題に直面した過去を持つ彼女は、物語中盤で制服を着て城に現れるなど、重要な手がかりを提供します。

大胆でトラブルメーカーな面もありますが、同時に繊細で気遣いの行き届いた一面もあり、そのギャップが読者を惹きつけます。

長久昴 / スバル

スバルは中学3年生の男の子で、落ち着いた紳士的な性格が印象的です。

家庭環境が複雑で、両親と別れ祖父母の家で兄と一緒に暮らしています。

スバルは自分の名前に誇りを持ち、その名前が彼のアイデンティティの一部となっています。

彼は新しく仲間に加わったこころを温かく受け入れ、物語全体に安心感を与える存在です。

スバルの穏やかで思慮深い行動が、彼の魅力を際立たせています。

政宗青澄 / マサムネ

マサムネは中学2年生のゲームオタクで、理屈っぽくやや生意気な性格です。

その反面、彼の趣味に対する情熱は本物で、自身の好きなことに誇りを持っています。

しかし、いじめを受けた過去から自分を守るために嘘をつく癖があり、その結果不登校になっています。

彼は仲間との衝突を経ながらも友情を深めていき、物語における独特のユーモアや鋭い観察眼を提供しています。

長谷川風歌 / フウカ

フウカはピアノの才能を持つ中学2年生の女の子で、眼鏡をかけた内向的な性格をしています。

母親からの過剰な期待に苦しみながらも、自分の居場所を探す姿が描かれています。

学校ではピアノの練習姿をからかわれたり陰口を言われたりした経験があり、不登校になりました。

フウカは仲間たちとの交流を通じて自分を取り戻し、再び音楽に情熱を注ぐようになります。

嬉野遥 / ウレシノ

ウレシノは中学1年生の小柄な男の子で、恋愛気質な性格が特徴的です。

食べることが大好きで、コミカルな言動が多く、城のメンバーの中で癒し系の存在となっています。

しかし、実際には自分の気持ちをぶつけることが苦手で、たびたび誤解を受けてしまいます。

彼の純粋な心が物語の緊張感を和らげる一方で、自分自身と向き合う場面も感動を呼び起こします。

オオカミさま

物語の案内人として登場するオオカミさまは、狼の仮面をかぶった謎めいた少女です。

その尊大な態度と意味深な発言で、城のメンバーたちを翻弄します。

常に堂々とした振る舞いで仲間たちを導きますが、物語終盤でその正体が明かされることで大きな感動を生み出します。

オオカミさまの存在は、物語全体を繋ぐ重要な役割を果たしています。

伏線が張り巡らされた緻密なストーリー

『かがみの孤城』の最大の魅力の一つは、物語全体に散りばめられた伏線です。

何気ない会話や場面描写、キャラクターの行動などが、後々すべて物語の核心に結びつきます。

最初の1ページ目からすでに伏線が張られているといっても過言ではなく、読者が再読したくなるような構造になっています。

例えば、「なぜ子どもたちはこの城に集められたのか?」「狼の仮面をかぶった少女は何者なのか?」といった謎が、少しずつ明らかになり、ラストでは感動とともにすべてのピースがはまります。

この緻密な構成は、読み終わった後にも心に残り、物語の奥深さを感じさせます。

繊細でリアルな心理描写

登場人物たちの心理描写が非常にリアルで、読む人の心に響きます。

物語では、学校生活に悩みを抱える7人の子どもたちがそれぞれの背景やトラウマを抱えています。

主人公こころの不安や孤独感だけでなく、他のキャラクターたちの心情も丁寧に描かれています。

特に、学校という社会において感じる不安や疎外感といった普遍的なテーマが、ファンタジーの世界と巧みに融合しています。

その結果、読者はキャラクターたちに共感し、彼らの成長や変化をまるで自分のことのように感じられます。

現実世界と鏡の世界の対比

この作品のもう一つの見どころは、現実世界と鏡の世界が対比的に描かれている点です。

現実の中では子どもたちが孤独や苦しみを抱えていますが、鏡の世界では互いに支え合いながら心を開いていきます。

また、鏡の世界での経験が、次第に現実の世界での変化にもつながっていく様子が感動的です。

この「現実とファンタジーの交錯」が物語全体に深みを与え、読者にとっても心に残る要素となっています。

ファンタジー要素と童話的な魅力

鏡の中の世界や鍵を探す冒険といったファンタジー要素が、この物語の魅力をさらに引き立てています。

物語の中には、誰もが馴染みのある童話がキーとなる場面が登場し、それが本作独自の雰囲気を作り出しています。

この童話的な要素は、物語の不思議さや神秘性を高めつつ、読者に懐かしさや親しみを感じさせます。

そして、彼らが冒険の中で出会う出来事や謎が、現実の問題ともリンクしている点が見事です。

勇気と希望を与える結末

ラストは、すべての謎が明らかになるだけでなく、読者に勇気と希望を与えるメッセージが込められています。

学校生活に悩みを抱えたことのある人、あるいは現在進行形で悩んでいる人にとって、この作品は心を癒し、新たな一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。

結末では、7人の子どもたちの絆や成長が描かれており、感動が涙を誘います。

この物語を通じて、誰もが一度は経験する孤独や挫折が「乗り越えられるもの」であることを感じさせてくれます。

読者の口コミ

【この作品が合う人の口コミ】

・こんなにもリアルに中学生の心情を描けるものかと…

・涙が出そうになるシーンも多々あり感動しました

・今の子供たちに必要な本だと思います!

・文章も読みやすいし感情移入出来ます

【この作品が合わなかった人の口コミ】

・なんか心理描写ばかり


・ストーリー以前にキャラの喋り方や性格が合わなかった

・とにかく話が長い

・虐められたことない人は、感動できるかも

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