心霊ホテル×怨念が絡むホラーミステリー『行方不明の友人を探しています』あらすじ!心霊スポットの恐怖と怨念の正体に迫る

今回は、櫻井千姫さんの『行方不明の友人を探しています』という小説を紹介します!

廃墟となったラブホテル「ホテルヘブン」に足を踏み入れた者は、次々と姿を消していく──。

そんな都市伝説めいた設定から始まる櫻井千姫のホラーミステリー『行方不明の友人を探しています』は、ただ怖いだけの物語ではありません。

怨念、執着、そして人間の醜さが幾重にも絡み合い、読み進めるほどに心の奥底をざわつかせる一冊です。

「心霊スポットに行ったら呪われる」そんなよくある話だと思って読み始めたら、最後には思わずページを閉じて深呼吸したくなるほどの余韻が残る──。

この作品が描くのは、霊の恐怖よりも、人間の感情が生む“怨念”のリアル。

そして、ミステリーとしての緻密な構成が、物語に深みと説得力を与えています。

この記事では、そんな『行方不明の友人を探しています』の魅力を、ネタバレを含みつつじっくりと語っていきます。

読み終えた方も、これから読む方も、ぜひこの“地獄館”の物語にもう一度足を踏み入れてみてください。

心霊スポットの恐怖と怨念の正体に迫る
『行方不明の友人を探しています』

著者  :櫻井千姫
ページ数:264ページ

あらすじ

7月22日「ホテル ヘブン」に行った友人が消えました。

宇佐美 晴彦さんの情報をください。

・氏名:宇佐美 晴彦

・年齢:19歳 

・性別:男性

・身長:172cm 中肉体型

・頭髪:茶髪 ・服装:黒いロックTシャツ

◆◆情報提供の注意点◆◆ ※ホテルの間取り図から情報をお探しください 

※太字で表記された403号室から聞こえる泣き声などにご注意ください 

※文字が消えるなどの異変が起きましたら、身の回りにご注くだい
(Amazonより)

見どころ

ホラーとミステリーの絶妙な融合

この作品は、単なる心霊ホラーでは終わりません。

物語の核には「行方不明の友人を探す」というミステリー要素がしっかりと根付き、読者は恐怖と謎解きの両方を味わうことができます。

廃墟となったラブホテル「ホテルヘブン」にまつわる怪異は、ただ怖いだけでなく、なぜそんなことが起こるのかという背景が丁寧に描かれており、読み進めるほどに「人間の闇」に迫っていく構造が秀逸です。

怨念の描写が生々しく、霊よりも人間が怖い

登場する幽霊たちは、ただの怖い存在ではなく、生前の感情や執着が色濃く残っている“怨念”として描かれます。

特に「4番目の男の霊」の執着心は圧巻で、読者に強烈な印象を残します。

死に方ではなく「死に至るまでの過程」が怨念の質を左右するというテーマは、ホラーというジャンルに深みを与えており、単なる怪談とは一線を画しています。

語りの形式がユニークで没入感を高める

物語は〈○○○○の怨念〉という形式で語られるパートがあり、まるでネットのオカルト掲示板やブログを読んでいるかのような感覚になります。

この構成がリアリティを生み、読者は「本当にあった話なのでは?」という錯覚に陥るほど。

文章も読みやすく、ホラー初心者でもスムーズに読み進められる工夫がされています。

登場人物の描写が細かく、読後に余韻が残る

坂口純の“僕っ娘”設定や、将人とハルの関係性など、人物の描写が細かく、読者の想像力を刺激します。

特にハルの死は物語の中でも感情的なクライマックスであり、彼女に対する読者の共感が物語の余韻を深めます。

登場人物が多いため、一気に読むことでそれぞれの関係性や感情の流れがより鮮明に感じられるでしょう。

ラストの展開と“あとがき”の余韻

終盤の展開は予想を裏切る形で進み、評価が急上昇したという読者の声も多く見られます。

ラストで明かされる事実や、残された謎が読者の思考を刺激し、「もう一度読み返したい」と思わせる力があります。

あとがきに散りばめられた謎の断片も、読後の余韻をさらに深める仕掛けとなっています。

読者の口コミ

【この作品が合う人の口コミ】

人物描写が細かくて印象に残る
坂口純の“僕っ娘”設定やハルの死など、キャラの背景がしっかりしていて感情移入できた。

ホラーとミステリーの融合が面白い
心霊描写だけでなく謎解き要素がしっかりしていて、最後まで飽きずに読めた。

怨念の描写がリアルで怖い
4番目の男の霊の執着が強烈で、ゾクッとした。人間の感情の怖さが際立っていた。

語りの形式が新鮮
オカルト板やブログ風の構成が読みやすく、没入感が高まった。

【この作品が合わなかった人の口コミ】

あとがきの謎が解けずモヤモヤ
物語の余韻はあるが、残された謎に答えがなく消化不良だった。

ラストが尻すぼみで不完全燃焼
途中までは怖かったが、終盤の展開に納得できず物足りなさを感じた。

登場人物が多くて混乱した
一気に読まないと関係性が分かりづらく、感情の流れがつかみにくかった。

ホラーより人間ドラマ寄りで期待と違った
霊的な怖さを求めていたが、人間の醜さが中心でホラー感が薄かった。

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