涙なしでは読めない!『切手がとっても高い郵便局で』あらすじ!天国に手紙を送る感動の短編集が涙を誘う

今回は、村瀬健さんの『切手がとっても高い郵便局で』という小説を紹介します!

「亡くなった人に、どうしても伝えたい言葉がある──でも、もう会うことはできない。」

そんな切ない願いを叶えてくれる場所が、もしもこの世に存在するとしたら。

『切手がとっても高い郵便局で』は、天国にいる大切な人へ“最期の手紙”を送ることができる、架空の郵便局を舞台にした感動の短編集です。

ただし、手紙を送るには“切手代”が必要。

しかもその金額は、送り主の年収や貯金額によって決まり、数十万円から億単位にまで跳ね上がることも──。

それでも人は、伝えたい。後悔、感謝、愛情、そして赦し。

もう二度と会えない相手に、どうしても届けたい言葉があるから。

この物語は、そんな想いを抱えた人々が、天国へ手紙を送る姿を描いた5つの連作短編。

読み進めるほどに、涙がこぼれ、心が温かくなる。

そしてきっと、あなたも「誰かに手紙を書きたい」と思うはずです。

天国に手紙を送る感動の短編集が涙を誘う
『切手がとっても高い郵便局で』

著者  :村瀬健
ページ数:336ページ

あらすじ

「切手代として、百二万円をお願いします。相手から返事がほしい場合、さらに百二万円分の切手が必要です」

亡くなってから四十九日までの間なら、天国へ手紙を送れるという不思議な郵便局。

そこでは、手紙を送りたいと願う人の年収や貯金によって切手の値段が決まる。

推しを失った会社員。恩人を裏切ってしまった男。恋人が自殺した社長……。

高額な切手を買ってでも、天国の大切な人に想いを伝えたい――。

生者と死者。もう二度と会えない者同士の最期の“文通”。
(Amazonより)

見どころ

天国への手紙という“もしも”の設定が生む、切実なドラマ

この作品の最大の魅力は、「亡くなった人に手紙を送れる郵便局」というファンタジックな設定にあります。

ただし、その切手代は年収や貯金額によって決まり、数十万円から億単位まで跳ね上がる。

現実ではあり得ない仕組みですが、だからこそ「それでも伝えたい」という人々の想いが際立ちます。

この設定は単なる空想ではなく、生者が死者に向き合うための“儀式”として機能しています。

読者は、手紙を書くという行為が、残された者の心を整理し、前に進む力になることを実感するでしょう。

五通の手紙に込められた、それぞれの人生と後悔

物語は短編集の形式をとりながらも、連作のように登場人物やアイテムが繋がっていきます。

推し、友人、祖母、愛犬、恋人──

それぞれの手紙には、送り主の人生の断片が詰まっていて、どれもが切なく、温かい。

たとえば、推しを失った会社員は、喪失感と向き合いながらも、推しの存在が自分の人生にどれほど影響を与えていたかを再確認します。

祖母への手紙では、言えなかった感謝や後悔が綴られ、読者の心にも響きます。

愛犬への手紙は、言葉を交わせない存在だからこそ、純粋な愛情が際立ちます。

それぞれの手紙が、送り主の“最期の言葉”として描かれており、読者はその重みを感じながらページをめくることになります。

登場人物たちの繋がりが生む、物語の深み

短編集でありながら、物語同士がゆるやかに繋がっているのも見どころのひとつです。

ある歌手の存在や、手作りの人形などが複数の話に登場し、それが登場人物たちの縁を紡いでいきます。

「あの人、前の話に出てきた人だ」と気づいたときの読者の喜びは、まるで伏線が回収されたような感覚。

物語が単なる“感動話の寄せ集め”ではなく、ひとつの世界として成立していることを実感できます。

郵便局員たちの存在が物語にリアリティを与える

郵便局という架空の場所を支えるのが、そこに勤める職員たち。

特に受付の織原という人物は、淡々と業務をこなしながらも、手紙を送る人々の想いに触れていきます。

彼らの存在が、物語にリアリティと温度を与えていて、「本当にこんな郵便局があるのでは」と思わせる力があります。

読者は、彼らの視点を通して、手紙を送る人々の心の揺れを見守ることになります。

伝えるという行為の尊さを再認識させてくれる

この作品を読み終えたとき、読者の心に残るのは「手紙を書くことの意味」です。

亡くなった人に言葉を届けるという非現実的な行為が、現実の人間関係においても大切なことだと気づかせてくれます。

「今、伝えたいことはあるか」「あの人に言えなかった言葉は何か」──

そんな問いが自然と浮かび上がり、読者自身の人生を振り返るきっかけにもなるでしょう。

読者の口コミ

【この作品が合う人の口コミ】

人生の支えになる一冊
落ち込んだときに読み返したい。心に残る言葉が多く、癒された。

涙が止まらなかった
大切な人への想いが丁寧に描かれていて、何度も泣いてしまった。

手紙を書くことの尊さを再認識
読後、自分も誰かに手紙を書きたくなった。心が温かくなる作品。

登場人物の繋がりが良かった
短編集なのに物語がゆるやかに繋がっていて、伏線回収のような楽しさがあった。

【この作品が合わなかった人の口コミ】

作者のSNSでの言動が気になった
感動的な作品なのに、作者の軽率な行動が作品の印象を損ねた。

切手代の設定に違和感
感動よりも「高すぎる」とツッコミたくなってしまい、物語に入り込めなかった。

感動を押しつけられている感じがした
泣かせようとする演出が多く、逆に冷めてしまった。

手紙の内容が平凡すぎた
特別感がなく、普通の手紙のやり取りに感じてしまった。

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